仮想通貨の良いところ悪いところ

仮想通貨の長所や短所をまとめてみました

最新の情報技術であるフィンテックを駆使した、国家の壁を越えて流通される特長を持ち、世界的規模で爆発的な広がりを持っているのが仮想通貨です。

 

 

メジャーなビットコインをはじめ、イーサリアム等のアルトコインも含めれば流通額の小さなものも含めると、世界中で1000種類以上存在しているとされています。海外送金や決済も割安に行えるため、通貨危機の起きたギリシャなどでは仮想通貨がにわかな活況を呈したことでも有名です。

 

 

他方で多額の仮想通貨がハッカーの手により流出し、数百億円規模での経済的災禍をもたらしことでマイナス面にも注目が集まっています。今回は業者が仮想通貨を管理する端末をネットに常時接続している事が問題でした。

 

 

勿論一番の問題は盗んだものがしたことが良くないのですが、業者はこうしたネットからの不正アクセスを考えて、通貨の管理はネットから切り離して行うのが業者の常識でした。

 

 

ですが、この問題を起こした業者はそれをしないでネットに常時接続している状態で通貨の管理をしていたわけです、これは当然その方が利便性が良かったからそうしていたのでしょう。そこを狙われたわけです、ネットに常時接続している状態で通貨の管理をするということは、いつでも暗号などのセキュリティを解読すれば、仮想通貨を盗むことが出来るという事になります。

 

 

業者は厳重に暗号やパスワードを駆使して管理をしていたのでしょうが、それを突破して管理システムに不正に侵入することが出来た者がいたわけです。そして、仮想通貨を盗まれてしまいました。こんなことがいとも簡単に出来てしまうのです。仮想通貨を管理するという事は、とんでもない額の通貨の管理をしていることだと認識をしていれば、こんなネットにつながった状態で管理をするような事はなかったでしょう。

 

 

そして、これまでに実績があるような信頼できるところであればこんな管理方法を採用することもなかったはずです。ですが、これを管理していたのは会社が出来て数年のベンチャー企業でした。そんなところが何百億円という仮想通貨を管理していたわけですから、今回のようなことが起きても不思議ではないというわけです。つまり、通貨を管理している業者の信頼できるのかどうか分からないということがデメリットという事になるわけです。

 

 

今回のようなことが起きれば、他の仮想通貨の管理も似たような事をしているのではないかという気にもなり、他の仮想通貨も暴落をする可能性もあります。こうしたことが起きるのは、仮想通貨がその価値を誰も保障していない、不思議な通貨だという事に起因しているわけです。

 

 

これが仮想通貨の最大のデメリットだという事になるでしょう。ですが、このデメリットがある事で、取引をする人同士で自由にその価値を決めることが出来るという事になるわけで、コインの表と裏のような関係です。とりわけボラティリティの高さでも、投資の対象に購入する方が増加することもあって、投機的側面を持つのも事実です。そこで本稿では仮想通過投資のメリットとデメリットについて、検討して参りましょう。

 

 

仮想通貨を決済手段としてだけでなく、むしろ投資商品として脚光を浴びたのは、かつての欧州のオランダで起こったチューリップバブルにも類似した、価格が暴騰する事態を世界中の人々が現前したことが関係しています。

 

 

3000円分ほどの仮想通貨を購入していた方が、ある日仮想通過取引所で売買すると日本円換算で1000万円以上の価格に暴騰しており、持ち家を購入したとの逸話も、伝えられているほどです。日本では「億り人」と称されるように、仮想通過投資で巨万の富を手にした方が、各メディアを賑わいしているのを、目にした方もいらっしゃることでしょう。

 

 

たしかに、わずかの投資額で巨額のリターンを現実に手にすることが出来るのは、仮想通過投資の大きな魅力です。FX投資を含めて、一般的な金融商品のリターンで比肩しうるのは、ほぼ皆無と言って良いでしょう。しかしこの値動きの大きさは、そのままデメリットでもあるのです。

 

 

投資を考える際には、常に「リスク」を念頭に置いて行動し選択することが求められます。リスクと聞くと、日本語では「危険」の意味合いで日常言語では使用されていますが、投資の分野ではリスクとは値動きの大きさの尺度を示す意味で、使われています。高リスクの金融商品とは、もちろん市場の動向が自分の思惑とずれた際に大きな損失を被ることを意味するのは確かです。しかし反対に暴騰して巨額のリターンを手に出来る可能性がある場合も、高リスクと評価されます。つまりリスクが高いとは、値動きの変動幅が上下に大きいと言うことを意味しているのです。

 

 

また世界中で24時間取引をされているので、常にチャートを見続ける必要があり、心が休まる事もありません。国の情勢も気にする必要が出てくるので、常に最新情報を仕入れる時間を作る事も大切になるため、想像以上に情報収集に時間がかかってしまいます。
もちろん海外からの情報を仕入れる際は英語を読む必要がありますし、英語以外の言語の知識も必要になるので、情報を仕入れるだけでもかなりの知識が必要となります。

 

 

他にもデメリットして、ビットコイン以外のアルトコインを購入する場合、国内の取引所では取扱しているアルトコインの種類が少ないので、海外の取引所を利用する必要があります。但し、日本とは違って海外の取引所は日本語に対応している所がまだまだ少ないので、操作方法を覚えるだけでも一苦労です。また入金をする際にも海外の取引所に直接日本円を銀行振込する事ができませんので、一旦日本の取引所を経由してビットコインを送金する必要がある為、日本と海外を行き来する送金手数料が高くついてしまう状態です。

 

 

更にデメリットとして、口座が凍結されてしまう事もあるので、注意が必要です。特に海外の口座が凍結されてしまった場合にはサポートに問い合わせをする必要があり、日本語に対応していない為、自分の状況を英語で伝える必要があるので、かなりのスキルが必要になります。また簡単に凍結を解除してくれれば良いですが、解除になるまで時間がかかってしまう事も多いです。最悪の場合には解除自体行ってくれない事もあるので、リスクをよく考えてから海外の取引所を利用する様にしましょう。

 

 

 

仮想通貨でも需給バランスに基づいて日々、評価額は変動しますが、その変動幅の大きさは「めまぐるしい」と言った生易しいものではありません。数十%もの価格変動が生じることも珍しくないのです。例えば昨日には投資額を大きく上回る評価額だったのが、次の日には評価損を抱えることになるのも、日常的に起こっている事態です。
もちろん、株や投資信託・各種の通貨ペアなどでも、価格は大きく変動することはあります。大規模なテロや経済的イベントの前後では、暴落に見舞われることも過去に起こっていることです。しかしこのような金融商品と仮想通貨の大きな違いは、その価値に見合う実体が存在しているか否かにあります。

 

 

 

仮想通貨には裏付けとなる経済的実体が存在しません。昨今では大規模な流出騒動が勃発したことも関係して、不安定な値動きを見せていますが、ここに仮想通貨ならではの特性を見て取ることが出来ます。仮想通貨のなかには独自なシステムで価格を決定付ける巧妙なルールが設定されています。いわば独自のルールの中でゲームを行い、価値決定を行い市場に放出されています。しかしここで注意が必要なのは、仮想通貨は何かの経済的活動の成果や、将来の収益を見込んでの期待値を反映したものではない、と言う点にあるのです。

 

 

もちろん仮想通過取引所が存在することから「市場」が存在しているのは確かです。取引所から購入したり、仮想通貨所有者との間で売買を通じて仮想通貨を購入できます。しかしその「市場」における需給関係を決定付けるのは、もっぱら市場参加者の投資心理です。上がりそうであると市場参加者が判断すれば価格は暴騰し、市場が不安な心理に支配されれば暴落するでしょう。

 

 

 

何もこのような価格の乱高下は、仮想通貨に限ったものではなく、株式市場でもしばしば経験されているものです。しかし株式の市場価格は、当該会社の財務状態や売上げの変化・経常利益の変動、その企業の将来性などを見込んで、市場価格は形成されていくものです。株式市場の市場参加者も当然、不安や高揚などの心理に支配されている部分はありますが、そこにはある程度の現実的な将来見込みが、織り込まれています。

 

 

これに対して仮想通過投資では、仮想通貨自体が実体を伴わずに期待値だけで価格形成がなされるため、合理的な等市販だが困難なのは否めません。従って、投資というよりも投機と側面が濃厚なため、巨額な損失を被る可能性が非常に高いわけです。

 

 

何故そのようなことになるのかというと、仮想通貨は価値を誰も保証していないからということになります。これが全てのデメリットに関わってくることになります、その一方でこれがメリットにもなるところが仮想通貨の不思議なところといってもいいでしょう。価値を誰も保障していないものが利用出来るのは、仮想通貨を利用する人同士がその価値を認め合うからで、この仕組みは実は大昔の物々交換のシステムと同じなのです。そのモノの勝ちは、取引をする人の価値観によって変わることになり、ある時はとんでもない高価格を認める者同士で取引されることもあり、ある時はびっくりするような低価格で取引されることもあるようになります、これは取引をする者同士がその価値を認めたところで取引が成立するという仕組みをとっているからです。

 

そのため、当然値動きは激しいものとなります。価値が急上昇することもあれば急降下をすることもあり、最悪の場合は価値を認める人がいなくなり、通貨として通用しなくなるリスクも負っているということになるわけです。

 

 

通常のこれまでの国が発行する通貨は国が価値を認める事で通貨の価格が上下するような事はそんなに激しくは起きないようになっています、これは通貨の価値を国が保証しながら管理もしているからでした。急激なインフレーションが起きたり、デフレーションが起きたりして価値が変わるような事があっても、財政出動をしたりしてその価値が大きく変動することは避けるような政策をとったりします。ですから、通貨の価値が急激に変動するというようなことは起きることがほとんどないわけでした。ですが、仮想通貨というのは、国が全く関与せずに値動きは取引をする人の感性に任されたままですが、とんでもないような値動きになる事も珍しくはありません。

 

そして、国が価値を保証しないという事は、発行体の信用が脆弱だという事にもなります。すると、さまざまなトラブルが起きやすいという事も仮想通貨のデメリットといってもいいでしょう。